面接にあたり大切なことは求職者にリラックスしてもらう雰囲気をつくることです。
次のような採用面接行為を行うと、辞退率が高まったり、採用ミスが起きるので気を付けてください。
1.面接訓練をしていないスタッフに任せてしまう。
面接も歯科技術と同じようにやり方があります。その勉強をしたことが無い人材に面接をさせると採用ミスが起きます。また院長が欲しい人材は組織の穴を補完できる人材であり、将来伸びそうな人材ですが、面接知識がないスタッフが面接官を行うと自分と気が合う人材、自分を脅かさない人材に対して好意を持ちます。
2.面接で毎回異なる質問をする。
同じ質問をしないと人物の比較が出来ません。質問集をマニュアル化しましょう。
3.履歴書持参でいきなり面接する。
応募問い合わせがあったら、事前に医院に関する資料を本人へ郵送します。どこの医院にもあるパンフレットのようなものではなく、院長やスタッフの紹介、ビジョン、求める人物像などをまとめたものです。その内容に共感できない人材は面接を辞退してくるので面接時間の無駄になりません。逆に読んできた方は医院に対する理解度が高い状態で面接に臨むので採用ミスが減ります。一方で履歴書と職務経歴書を医院に郵送してもらいます。面接前にしっかり読み込み、求職者への予習をします。
4.応募者にとってはいけない3つの態度を取る。
著者プロフィール

ホワイトエッセンス株式会社
代表取締役 坂本 佳昭
日本最大の審美歯科チェーン「ホワイトエッセンス」の創業者。最新刊「院長依存から脱却できる医院組織のつくり方」を始めとし、執筆、取材、講演実績多数。