院長先生から歯科医院経営のお悩みでよく聞くことの一つがスタッフとのコミュニケーションです。
ここでは、スタッフと上手にコミュニケーションを取るための、とっておきのポイントをお伝えします。
そのコミュニケーションのポイントとは・・・「後出しジャンケン」です。
「後出しジャンケンのコミュニケーション」とは、院長先生が、スタッフとコミュニケーションをはかる前に、スタッフが今何を考えているのか、どのような価値観をもっているのかを理解、把握した上でコミュニケーションをとるやりかたです。

スタッフの考えていることを知った上で、コミュニケーションを取るということは、事前に仮説立てやシミュレーションを行って、ある程度予測をたてた上で話ができるわけですから、院長先生は、スタッフの発言に対して右往左往することなく適切なリアクションを取ることができ、円滑なコミュニケーションが図れるわけです。
院長先生としては、スタッフからどんな話が出てくるかわからないから、コミュニケーションを取ることを恐れて億劫になってしまったり、スタッフからなかなか良い意見が出てこないという思いから、一方通行で話をしてしまったりと、コミュニケーションの取り方に苦戦しているというお悩みをよく聞きます。
しかし、事前にスタッフの考えを知ることで、話の流れや落としどころを考察できるので、まともにジャンケンをするよりも、先生とスタッフとの信頼関係が構築されて、コミュニケーションによるストレスの軽減がされることでしょう。
コミュニケーションの具体的な手段やコツは別の記事でまとめていますので、そちらもご参考ください。