院長の時間とお金の使い方

エースで4番の快感よりも監督としての幸福感

スタッフも自分が人生の主役でありたい

院長にとってやっかいな感情は「スタッフから尊敬されることが快感」「スタッフから嫌われたくない」「いい人でいたい」というものです。
人は「自己愛」が強すぎると、成果よりも自分のことを「認めてもらいたい」が優先するようになります。自己愛が強い院長の特徴としては、「他者からの賞賛を求める」「スタッフを褒めることが出来ない」「一方的に自分の話ばかりをする」「スタッフに注意ばかりしている」など、根っこの部分では自分が一番だと思っています。
自己愛が強すぎる人は、ありのままの自分を受け入れることが出来ません。妄想の世界に生きていて、他者評価よりもずっと高い所に自己評価があります。馬鹿にされるのが耐えられません。自分は優れていて特別な存在でなければならないと思い込むようになります。
自己愛が強い上司の下ではスタッフは自信を喪失し、離職しやすくなります。
院長として患者様から感謝されたり、スタッフから必要とされることはとても大きな快感でしょう。院長がエースで4番ならば院長自身は気持ちが良いかもしれませんが、スタッフも自分が人生の主役でありたいと思っています。院長が主役を手放す覚悟が出来た時こそ、スタッフの成長が劇的に始まります。

選手から監督へ

院長として大切なことは「自分ではなくスタッフが患者さんから感謝される」という仕組みをつくり、「スタッフに必要とされる=依存させる」のではなく、院長がいなくても医院を成長させられるという自信をスタッフ達につけさせることです。

ところが、これを実行するとなると自己愛が満たされないため、ひどい孤独感に苛まれるかもしれません。そういう場合は自分の長所に対する他者承認を求めるのではなく、ありのままの自分を自己肯定、自己受容してあげることが大切です。欠点も含めてありのままの自分を受け入れることです。本当に好きな相手に対しては「この人は……という欠点があるけども好き」という感情を抱きます。そういう気持ちを自分にも持ちます。
院長として成長していくためには選手としての快楽を手放し、監督としての幸福感を追求していく姿勢が大切です。

著者プロフィール

ホワイトエッセンス株式会社
代表取締役 坂本 佳昭

日本最大の審美歯科チェーン「ホワイトエッセンス」の創業者。最新刊「院長依存から脱却できる医院組織のつくり方」を始めとし、執筆、取材、講演実績多数。

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