歯科衛生士が魅力的に感じる医院づくり - 歯科医院経営講座~次のステップを目指す歯科医師のための~

歯科衛生士が魅力的に感じる医院づくり

疾病者の減少に伴い、
予防歯科やホワイトニングに
力を入れる医院が増えました。

当然ながら健康者を対象とした
予防歯科やホワイトニングは、
歯科衛生士の活躍なしには成立しません。

しかし、その衛生士の採用に
頭を抱えている医院は数多くあります。

それを裏付けるデータとして、
過去に京都府の歯科医師会が行った
実態調査では

歯科衛生士の離職率は
65%に達している結果が出ました。

看護師の離職率30%、介護職の16.7%と
比較しても極端に高く、

資格者が業界で働く割合を示す就業率も、
看護師の7割に対し、
歯科衛生士はわずか4割にとどまります。

今では、歯科衛生士の求人倍率は
10倍を超えます。

必要とされている資格にも関わらず、
離職率が高く就業率が低いのです。

なぜここまで就業率が低いのでしょうか。

誰しもが、人として生まれて
テレビや映画などで素晴らしい人生が
あることを知ります。

夢を持って入職したスタッフ、
来る日も来る日も指示された同じ作業を続ける。

先生方が、もしスタッフさんの立場だったら
どのように感じるでしょうか。

どうすれば良い人材が確保できるのか。

それは、
『スタッフに夢を見させること』です。

スタッフも人生の大事な一部分を
仕事にささげています。

なのに、貴重な20代を
補助作業だけで過ごさせてしまう。

そうすると次第に
仕事へのやりがいを求めるより、
結婚や出産に夢を見てしまう。

歯科医院でスタッフ採用や定着が難しいのは、
歯科医院でなくても一般企業という道も
あるとわかっているから。

ここで働きたい!と思うところまで
医院をブラッシュアップすれば、
採用にかけたお金や教育の時間が
無駄になることはありません。

定着率をあげ、院長依存から脱却した組織を
目指すためにも

採用方法を見直す前に、
そもそもの医院の雇用環境を整える
必要があります。

応募者を増やし定着率を高める環境整備

■院長先生がビジョンを語れる
・3年後、5年後、10年後のキャリア設計と
ワークライフバランスの実例

・HPの写真をプロに撮影してもらう
(スタッフも優しそうな雰囲気で)

・経営計画発表会

・年収500万円に到達する基準、
上司になれる基準と権限の明示

■待遇
・給与は相場でOK、社会保険完備。
大事なことは労働時間や休日とともに
HPや印刷物で明確訴求します。

・学生に奨学金制度、夜間バイトの受け入れ

・社員旅行はあまり効果なし
(スタッフの成果で自主的に行く場合はOK)

■利便性・時間
・立地は人口15万人以上で
駅から250m以内が理想的

・土日のどちらかが休み、
19時までの勤務、年に1回連休制度(10日以上)

■人間関係
・自医院求人サイトまたは求人ページに
先輩のインタビュー

・医院の雰囲気を伝えるために
ブログとインスタを継続してアップ

・周囲によい影響を与えたスタッフへの定期表彰制度

■両親への対応
・内定式に親を招待

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ぜひご覧ください!

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絶対に知っておきたい10の方法

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