時々、歯科の経営セミナーで
「年間診療報酬１億円以上を目指しましょう！」
という見出しを見かけます。
診療報酬１億円以上の医院は
4％しかないといわれていて、
開業医にとって一つの目標となる
ポイントかもしれません。
診療報酬数千万円から1億円を突破するためには
どうすればいいか、その具体策を
今回お伝えします。
最初に申し上げておくと
１億円を突破する方法は、
先生の医院経営状態によって大きく異なります。
今回お伝えすることはあくまで
７、８割の医院に当てはまるお話だと
お考えください。
そして、売上を上げること＝経営ではありません。
こちらを念頭に置いて、本記事をお読みください。
診療報酬１億円を上げるメリットは
他医院との競争力であり、
売上も落ちにくくなります。
スタッフが2・3名退職しても
ダメージがそれほど大きくありません。
診療報酬一億円突破の道、
最初の一歩は時間の遣い方です。
診療報酬１億円に達しない多くの理由が
院長先生の働いている日数、
時間が少ないことが要因です。
組織を成長させるための武器とは
何かと考えた時に
院長先生のお金と時間しかありません。
売上が少ない場合はもっと長い時間、働きます。
具体的には、80時間を２年間、
能力が足りないなと思うのであれば
100時間を２年間行う意識を持つしかありません。
次にするべきことは、
今の医院を繁盛させること。
保険メインの医院であれば一日50人以上
自費であれば予約でいっぱいの状態を目指します。
長時間働いているのに売上が上がらない場合、
原因として考えられることは、
１億円突破するまで、
「売上を上げよう」と本気で思っていないことが
一番の理由として考えられます。
いつの間にか１億円をあげられるように
なっていたなんて
先生は一人もいないはずです。
次は、歯科医院経営一筋ではなく、
副業をしていることが考えられます。
一回1億円を突破した先生が、
公的な仕事を中心にしたり
不動産投資に走ったりと、
副業務に時間を使い
本業が疎かになっているパターンです。
色々なセミナーの良かった点をかいつまみ、
フラフラするパターンもあります。
一つのセミナー内容を完璧に自分のものにして
次に進むのであれば問題ありません。
ですが、複数のセミナーの内容を
一気に取り込もうとして
失敗してしまうケースが多くみられます。
最後は
スタッフに時間とお金を
かけていないケースです。
経営者である先生方が時間を削って
勤務スタッフ全員と、コミュニケーションをとって
初めて診療報酬１億円を目指せるようになります。
１億円突破するまでは、下手に幹部を置かず、
院長先生のワントップが成功の道です。
全てのスタッフと相対してください。
売り上げが上がってきたら、
勤務医を雇用するなど従業員を増やしていきます。
それでは、
「診療報酬１億円突破を目指す考え方と手順」
のまとめです。
・院長先生の働く時間は、週80時間が目標。最低でも週60時間は働くこと。
・純新患数が月30人以下の場合は、日曜診療夜間診療の実施を検討。
ただし、スタッフは19時には返す。
・院長先生のワントップ組織で幹部はつくらない。
・診療報酬7～8千万円/年を越えたら、勤務医を雇用。
5年、10年にわたって医院の競争力を高めたいと
お考えの先生はご参考にしてください。
オススメの動画を
ぜひご覧ください！
診療報酬1億円突破に必要な考え方と手順
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