初期教育のポイント - 歯科医院経営講座~次のステップを目指す歯科医師のための~

初期教育のポイント

入職してから最初の半年間で、
そのスタッフが貴方の医院で
どれだけの戦力になるのかが
ほぼ決定すると言っても過言ではないでしょう。

大切なことは
直ぐに業務を教えるのではなく、

貴方の医院のことを好きになってもらい、
ルールを分かってもらうことです。

ですから初日はオリエンテーションに
時間を取ります。


午前中は院長のビジョンや
組織ルールについて話をします。

午後は社会人マナーの教育を行います。

信頼できるスタッフがいる場合は、
組織ルール、社会人マナー教育を
任せても構いません。

しかしビジョンの伝達は
院長自らが行います。


教育の目的は教えることではなく、
自ら学ぶように意識を高めていくことなので、

出来るだけスタッフに内省してもらったり、
発言する時間を取るようにします。


院長が一方的に講義するよりも
遥かに高い成果が得られます。

ホワイトエッセンスのパイロット医院では
2日目から、すべての新人は
受付業務をマスターするまで行います。

受付が出来なければ
本来の自分の担当業務にはつけません。

そのために受付業務はマニュアル化され、
チェックシートが用意されています。
この効果は絶大です。

受付業務を通してクライアントに好かれる
コミュニケーションスキルを学ぶことが出来ますし、

受付のポジションは
全クライアントと全スタッフを
俯瞰して見ることが出来ますので、

その後自分が担当職位についたときも、
自分だけが大変という意識にはならず、

鳥の目で医院全体を俯瞰でき、
連携がスムーズにいくようになります。

新人に対しては、
最初の2ヶ月は最低でも
週に1回
は個人面談を行い、
不安を取り除いてあげるようにします。

その時に最も大切な院長の質問は、

院長として貴方の成長のために
支援して上げられることは何か?
」です。

参考にホワイトエッセンスの
パイロット医院における
初期教育カリキュラムの概要をお知らせします。

・初日  オリエンテーション
ビジョン、就業規則、考え方教育および勤務態度と受付業務マスターの目標設定。
・2日目〜9日目  受付研修
週2回の頻度で、勤務態度と受付業務の目標進捗及び院長支援点を個人面談で明確化。
最後の9日目に次のステップに進むために、施術者としての技術、知識、接遇及び練習の目標設定をする。

・10日〜1ヶ月  助手業務および施術練習
毎週、勤務態度と施術者としての目標進捗及び院長支援点を、個人面談で明確にする。
施術者として1ヶ月後のデビューを目指す。

新人が院内の人間関係でつまずいていないか、
他のスタッフから時々ヒヤリングします。

施術練習は、
事前にマニュアルを予習するように伝え、
マニュアルの流れを記述してもらい、
全問正解してから始めます。

流れが頭に入っていた方が効率的です。

なお新人スタッフで、
過去あまり努力をしたことがない人材は
頑張りすぎて体力が持たない場合があるため、
その点を注意します。

初期教育で大切なことは、
いきなり業務を教えるのではなく、
心を育てることです。


そのためにも日報を毎日実施し、
院長からフィードバックコメントを返します。

オススメの動画を
ぜひご覧ください!

社会人としての常識を教え込む!初期教育の方法

↓クリックで再生ページに移動します↓
社会人としての常識を教え込む!初期教育の方法

※歯科医院経営動画サイトに無料登録していただくことで視聴出来ます。

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