歯科医院でのスタッフ採用における面接ポイント - 歯科医院経営講座~次のステップを目指す歯科医師のための~

歯科医院でのスタッフ採用における面接ポイント

1.そもそも何のために
面接をするのか?

書類だけではわからない
「人となり」を知り、

「自院組織に合う人材かどうか」を
見極めるため
に面接は行われます。

面接で、面接官が見るポイントは2つです。

1つめは、課題解決能力です。
事業にはさまざまな課題があります。

その課題を解決するための
「思考力」と「行動力」があるかどうかを、
面接で見ます。

2つめに挙げられるのが、
コミュニケーション能力。

仕事においては、
気の合わない人と接することも
数多くあります。

さまざまな価値観を持つ人を説得したり、
共感してもらったりするのに必要な
コミュニケーション能力を重視します。

2.面接実施のポイント

1)【理想】質問者(院長先生)と評価シート記入者(貴院スタッフ)に分け、2人で面接にあたります。

2)面接評価シートの質問に沿って面接を行っていきます。(以下参照)

1. 内向的で笑顔が少ない、人の目を見て話せない、エネルギーが少ない
2. 美に関心のある女性顧客が共感しない身だしなみ(清潔感、おしゃれに無関心)
3. これまで患者数の少ない楽な医院しか経験なし 医局経験だけも同様
4. 3回以上転職している、また25歳以下で最長勤務年数が3年未満
5. 母親の仕事観が、「専業主婦はいいよ」、「無理しないでね」
6. 彼氏や旦那が「低所得」「仕事嫌い」「苦労知らず」
7. 面接の予習をしてきていない(⇒予習の材料を与えていない)
8. 仕事より恋愛が大事(そういうファッション、メイク)
9. 面接者やその組織にリスペクト感が感じられない
10. セラピスト1人前のハードルの高さを簡単に考えている
11. 質問がない、質問が労働条件ばかり
12. 自己評価が高すぎる
13. 通勤時間が1.5時間以上で、独り暮らしの予定なし

3)最初に相手をリラックスさせるよう日常の出来事など(天気、会場までの地理、他)、親しみ易い話題をします。

4)相手の返答だけでなく、言葉使いや、視線、手の動き、などにも気をつけましょう。(正しい言葉づかいができているか、目を合わせて会話ができるか、など)

5)応募者は採用されるまでは従業員ではなく、お客様であることを忘れない。応募者には必ずお礼を言いましょう。

6)最後に相手から質問を受けます。(相手の積極性がわかります)

7)採用の場合は1週間以内に連絡する旨伝えます。1週間たって連絡がない場合は不採用ということも伝えます。

3.面接後のフォロー

1)是非採用したい人材には直ぐに連絡を入れ、入社に関わる事務手続きの日程アポイントをとります。(事務手続きは30分程度)

2)採用を迷うときは、自分やスタッフとの相性を考えてみましょう。

3)不採用の場合は、なるべく面接したその場で断るよう心がけましょう。

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採用してはいけないNG人材の見極めと
医院見学の注意点

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採用してはいけないNG人材の見極めと医院見学の注意点

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